
寒い季節はもちろん、焚き火を囲む夜のごちそうとしても人気のキャンプ飯としての「グラタン」。
一見ハードルが高そうですが、道具選びと手順を押さえれば、実は失敗しにくく、ほったらかし調理にも向いている万能キャンプ飯です。
この記事では、スキレット・ダッチオーブン・フライパンを使った作り方から、焚き火調理の火加減、時短テク、アレンジ案まで、キャンプ初心者でも成功できるポイントを詳しく紹介します。
最後まで読んで、ぜひ参考にしてくださいね。
キャンプ飯「グラタン」の魅力と準備

キャンプ飯としてグラタンが人気の理由
キャンプでグラタンが支持される最大の理由は「失敗が目立ちにくい」点にあります。
多少火が強くてもチーズがカバーしてくれ、具材の量や種類も自由度が高いのが魅力です。
さらに、スキレットやダッチオーブンを使えば、そのまま器として出せるため洗い物も減らせます。
焚き火やバーナーとの相性もよく、見た目・満足感・調理のしやすさを兼ね備えたキャンプ向きメニューです。
『失敗なし』とは?簡単さ・完成の基準を整理
キャンプ飯グラタンにおける「失敗」とは、主に「焦げる」「中が冷たい」「ホワイトソースがダマになる」の3点です。
逆に言えば、火を当てすぎない・具材を先に火通しする・市販ルーや簡単ホワイトソースを使う、という基本を守るだけで失敗は激減します。
この記事では味の完成度より“最後まで美味しく食べられること”を基準に紹介します。
スキレット・ダッチオーブン・フライパン・バーナー選び
スキレットの種類と選び方、使い始めのシーズニングと手入れ方法
キャンプグラタンで最も扱いやすいのがスキレットです。
6〜8インチサイズなら1〜2人分に最適で、蓄熱性が高く、弱火調理でも全体が温まりやすい特徴があります。
新品スキレットは軽く洗って水分を飛ばし、油を塗って加熱する「シーズニング」をしておくと焦げつき防止になります。
使用後は洗剤を使わず、温水とブラシで洗い、薄く油を塗って保管すると長持ちします。
ダッチオーブンとフライパンの使い分け
大人数キャンプではダッチオーブンが活躍します。
上火・下火を同時に使えるため、オーブンに近い仕上がりになります。
一方、フライパンは軽量で手軽ですが、上からの火が入らないため、最後にフタをして蒸らすか、バーナーで弱火調整が必須です。
「少人数=スキレット」「大人数=ダッチオーブン」と覚えると失敗しません。
火加減管理とアウトドア調理の安全ポイント
焚き火調理では、炎が直接当たらない「熾火(おきび)」状態がベストです。
強火は焦げの原因になるため、常に弱火〜中火を意識します。
また、スキレットは持ち手が高温になるため、必ず革手袋やトングを用意し、安全面にも配慮しましょう。
基本レシピ:ホワイトソースで作る定番マカロニ/ペンネグラタン
材料と分量
・マカロニまたはペンネ:100g
・鶏もも肉またはベーコン:100g
・玉ねぎ:1/2個
・牛乳:400ml
・市販ホワイトソース(または小麦粉・バター):適量
・ピザ用チーズ:たっぷり
・塩こしょう:少々
ホワイトソースの作り方
キャンプでは失敗を防ぐため、市販ホワイトソースや粉タイプのルーがおすすめです。
自作する場合は、バター→小麦粉→牛乳の順で弱火で混ぜ続けることがポイント。
一気に火を入れないことがダマ防止のコツです。
下ごしらえ→加熱→アツアツに仕上げるコツ
具材は事前に自宅でカットし、肉類は軽く火を通しておくと時短になります。
現地ではすべてをスキレットに入れ、弱火で温め、最後にチーズをのせてフタをし、溶けたら完成。
「焼く」より「温める」意識が成功の鍵です。
ごはん・餃子の皮・パンで作る変わり種

ごはんで作る簡単ドリア風グラタン
炊いたごはんにバターと少量のコンソメを混ぜ、ホワイトソースとチーズをのせるだけでドリア風に。
前日の残りごはん消費にも向いています。
餃子の皮やパンで作る時短グラタン/おつまみ
餃子の皮をカップ状に敷けば、火通りが早くおつまみに最適。
食パンを角切りにして使えば、ボリューム感もアップします。
かぼちゃ・ブロッコリー・カリフラワー・きのこ・ほうれん草・サーモン
野菜は下茹で済みの冷凍野菜が便利。
サーモンは火を通しすぎないことで、しっとり仕上がります。
おもちやラーメンを活用したユニークなキャンプグラタン案
角切り餅や茹でた袋麺を使うと、子どもウケ抜群。
キャンプらしい“遊び心”を加えられるアレンジです。
ミートソース&トマトベースのグラタンと季節食材の組み合わせ
定番ミートソースグラタンの作り方
レトルトミートソースを使えば、下準備ほぼゼロ。
マカロニと絡め、チーズをのせるだけで完成します。
トマトベースでさっぱり
夏キャンプではトマト缶+オリーブオイル+塩で作る軽めのグラタンがおすすめ。
重たくなりすぎません。
シチュー風やサーモン・豆乳ホワイトソースのヘルシーアレンジ
余ったシチューや豆乳を使えば、コクがありながら後味は軽め。
女性や健康志向の方にも好評です。
ラザニア風に重ねるコツと具材の組み合わせ
パスタ・ソース・具材・チーズを層にすると、見た目も豪華。
ダッチオーブン調理に最適です。
焚き火&屋外調理の実践テク
アツアツに仕上げる火のコントロール方法
直接火にかけず、五徳や焚き火台の端を使い、遠火で温めます。
フタを使うことで内部温度が安定します。
焦げ目をつけるテクニック
仕上げに一瞬だけ火に近づける、または炭を上に乗せると香ばしい焼き色がつきます。
材料の下ごしらえと事前仕込みで時短
カット済み・下茹で済み・味付け済みを徹底すれば、現地調理は10分以内も可能です。
失敗しやすいポイントとその対策
・火が強すぎる → 常に弱火
・中が冷たい → 具材は事前加熱
・ソース不足 → 牛乳を少量足す
この3点を守るだけで失敗は防げます。
まとめ
キャンプ飯グラタンは、道具と火加減を理解すれば、初心者でも失敗しにくい万能メニューです。
スキレットやダッチオーブンを活用し、事前仕込みと弱火調理を意識することで、焚き火でも安定した仕上がりになります。
ぜひ次のキャンプでは、「失敗しないグラタン」で、家族や仲間を驚かせてみてくださいね。

