あじさいは、その鮮やかな色彩で多くの人々に愛されている花です。
白、紫、青、ピンクといった多彩な色があり、ギフトとしても人気が高く、特に母の日にはよく選ばれています。また、最近ではあじさいをドライフラワーにして、インテリアとして楽しむ方も増えています。
しかし、「あじさいを庭に植えるのはよくない」という話を耳にしたことがあるかもしれません。日常的に目にする花だからこそ、この話を聞くと驚く方もいるでしょう。
この記事では、あじさいを庭に植えることが避けられる理由について解説し、それが本当に気にすべき問題なのか、また問題ないという考えについてもご紹介します。
あじさいを庭に植えることが敬遠される理由
あじさいを庭に植えるのが避けられる理由として、以下のポイントが挙げられます。
- 恋愛運が悪くなるとされている
- 家庭の大黒柱が弱まると言われる
- 不吉な花言葉がある
- 葉に毒が含まれている
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
恋愛運が低下するという説
あじさいを庭に植えると恋愛運が下がるという説があります。
この理由は、あじさいが「女性の花」として古くから扱われてきたことにあります。庭に地植えすると、その場所に女性が縛りつけられ、未婚の女性が縁談に恵まれにくくなるとされています。
また、風水の観点でも、あじさいは悪い気を吸収する一方で、恋愛運や愛情運も弱めてしまうとされるため、特に未婚女性がいる家庭では避けられることがあります。
家庭の大黒柱が弱くなるという迷信
あじさいを庭に植えると、家庭の大黒柱である人物が弱まる、あるいは不在になるという迷信があります。この迷信にはいくつかの理由があります。
- 花の色が褪せる: あじさいは時間と共に色が変化しやすく、これが家庭の衰退を象徴しているとされます。
- 芯がない花: あじさいの花は芯がないため、家庭の中心が弱くなると考えられています。
- 幹が太くならない: あじさいは株全体が広がるものの、幹が太くならないことから、家庭の支えが弱まると信じられることがあります。
このような迷信から、あじさいが庭に植えられるのを避ける人がいるのです。
悪い意味の花言葉
あじさいには、「移り気」や「無情」といった、ややネガティブな花言葉が存在します。
特に「移り気」は、浮気や心変わりを示唆するとして、夫婦関係に不安を抱く要素となり得ます。このような花言葉を気にして、庭にあじさいを植えることを避ける人もいるようです。
葉に含まれる毒
あじさいの葉や茎には微量ですが毒が含まれています。大人が誤って摂取しても命に関わることは少ないですが、小さな子供やペットが食べてしまった場合には、中毒症状を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
特に小さな子供やペットがいる家庭では、あじさいを庭に植える場所に気を付けることが求められます。
実際にはあじさいを庭に植えても問題ない?
これらの理由を見て、あじさいを庭に植えることを避けた方が良いと思うかもしれませんが、実際には問題がないという意見もあります。
風水を活用する方法
風水に興味がある方で、あじさいを庭に植えたいと思う方には、植える方位を意識することが勧められています。例えば、あじさいを東南や東、南西、南の方角に植えると、運気が上がると言われています。
東南にあじさいを植えると、特に人間関係や結婚運が向上するとされるため、風水をうまく活用することでポジティブな効果を得られる可能性があるようです。
迷信を気にしない場合
迷信を気にせずあじさいを植える人々も多く存在します。
実際、何代にもわたってあじさいを庭に植えている家庭もあり、特に問題が起きたという報告はありません。
「祖父母の代からあじさいを植えていますが、特に何の問題もありません」という声もあり、迷信を気にしない方には心配は不要かもしれません。
まとめ
あじさいは、その美しさから多くの人々に愛される花ですが、庭に植えることについては風水や迷信の観点からいくつかの懸念が挙げられています。しかし、それらは必ずしも科学的な根拠があるわけではなく、方位を工夫して植えることで運気を上げる方法もあります。
迷信にとらわれず、あじさいの美しさを庭で楽しむかどうかは、最終的には個々の価値観に委ねられます。我が家の庭にも、あじさいが毎年きれいに咲いて、梅雨の時期を楽しませてくれます。
庭にあじさいを植える際には、ご自分のライフスタイルや考え方に合った形で、ぜひあじさいを楽しんでみてくださいね。