知らないと危険!?レモンバームを植える際の5つの注意点を紹介

最近、家庭菜園に興味を持ち始めた方の中には、爽やかな香りが特徴のレモンバームを育ててみたいと思う方も多いでしょう。レモンバームは、そのレモンのような香りと多用途性で人気があるハーブで、料理やハーブティーに使うのはもちろん、庭に植えると素敵な香りが広がります。しかし、レモンバームを栽培する際には、いくつかの問題が発生することがあります。

この記事では、レモンバームを植える際に気をつけるべき5つの理由と育てるコツを詳しく解説します。

 

地下茎が広がりすぎる

レモンバームを育てる際に最も注意しなければならないのは、その強力な繁殖力です。

特に地植えした場合、レモンバームの地下茎は驚くほど早く広がり、気が付いたら庭中がレモンバームで覆われてしまうことがあります。レモンバームは多年草であり、一度根を張ると毎年新しい芽が出てくるため、制御するのが非常に難しくなります。

レモンバームを地植えする際は、植える場所を慎重に選ぶ必要があります。特に他の植物と一緒に育てる場合は、レモンバームがその植物の根域を侵食しないようにしなければなりません。また、地下茎が伸びないように、深めの根止めをすることも検討するといいかもしれません。鉢やプランターで育てることで、この問題を回避することができます。

 

他の植物の成長を妨げる

レモンバームは、その繁殖力の強さだけでなく、生命力の強さでも知られています

これはメリットでもあり、他の植物との共存が難しくなる原因にもなりますのでデメリットでもあります。レモンバームが庭に広がると、他の植物が栄養やスペースを奪われてしまい、成長が妨げられることがあります。

特に、日光を必要とする低い背丈の植物は、レモンバームの影に隠れてしまい、日照不足になることが多いです。その結果、他の植物が弱ってしまい、最終的には枯れてしまうことも少なくありません。レモンバームを他の植物と一緒に育てたい場合は、レモンバームが広がりすぎないように、定期的に剪定を行い、しっかりと管理することが大切です。

 

隣家への影響

レモンバームの地下茎やこぼれ種は、驚くほどの速さで広がり、家の敷地を超えて隣家の庭にまで侵入してしまうことがあります。これは、特に住宅地で庭を持つ方にとって大きな問題です。隣家の庭にレモンバームが勝手に生えてきた場合、ご近所とのトラブルに発展する可能性もあります。

この問題を避けるためには、レモンバームを植える場所を慎重に選び、地下茎が広がらないようにするための対策を講じることが重要です。例えば、鉢やプランターを利用して、レモンバームの根が隣家に侵入しないようにする方法が効果的です。また、こぼれ種による増殖を防ぐために、花が咲く前に剪定を行い、種が飛び散らないようにすることも大切です。

 

根絶が困難

レモンバームを一度庭に植えてしまうと、その根を完全に取り除くことは非常に難しいです。特に、地下茎が広がった場合、その根を全て掘り起こすことはほぼ不可能と言っても過言ではありません。少しでも根が残っていると、また新しい芽が出てきてしまうため、完全に駆除するには多くの時間と労力が必要です。

レモンバームを完全に駆除するためには、除草剤を使用する場合もあるでしょうが、庭全体に除草剤をまくことは他の植物への影響を考えると避けたいところです。

 

ミツバチを引き寄せやすい

レモンバームはその香りで知られるハーブですが、実はミツバチを引き寄せる力も非常に強いです。レモンバームの別名である「メリッサ」は、ギリシャ語で「ミツバチ」を意味します。昔から、ミツバチを集めるためにレモンバームが栽培されていたほど、その効果は抜群です。

庭にミツバチが集まると、特に小さな子どもがいる家庭では注意が必要です。ミツバチは基本的に攻撃的ではありませんが、誤って刺激してしまうと刺されるリスクがあります。庭で子どもたちが遊ぶ場所にレモンバームを植える際には、ミツバチが寄ってくることを想定して対策を考えた方が良いでしょう。レモンバームを植える際には、子どもたちが遊ぶエリアから遠ざけるか、他の場所で育てるようにしましょう。

 

レモンバームを安全に育てるためのポイント

これらの問題点を考慮すると、レモンバームを育てるのをためらう方もいるかもしれません。しかし、レモンバームは適切に管理すれば、庭で楽しむことができる素晴らしいハーブです。

以下に、レモンバームを安全に育てるためのポイントをいくつかご紹介します。

  1. 鉢やプランターで育てる
    レモンバームを地植えするのではなく、鉢やプランターで育てることで、根の広がりを防ぐことができます。これにより、他の植物への影響や隣家への侵入を防ぐことができ、安心して育てることができます。
  2. 定期的な剪定を行う
    レモンバームは成長が早いので、定期的に剪定を行い、繁殖をコントロールすることが大切です。特に、花が咲く前に剪定することで、こぼれ種による増殖を防ぐことができます。
  3. 根止めを設置する
    もし地植えをする場合は、地下茎が広がらないように深めの根止めを設置することを検討してください。これにより、レモンバームが庭全体に広がるのを防ぐことができます。
  4. ミツバチ対策を講じる
    庭に小さな子どもがいる場合は、ミツバチが集まる可能性を考慮して、レモンバームを植える場所を選ぶことが重要です。例えば、子どもたちが遊ぶエリアから遠ざけて植えるか、庭の隅に配置するなどの工夫が必要です。

 

まとめ

レモンバームを育てる際には、その強力な繁殖力や他の植物への影響、そしてミツバチを引き寄せやすい点など、いくつかの注意点はありますが、これらの問題は適切な管理を行うことで解決できるものです。

レモンバームはその爽やかな香りと多用途性から、多くの家庭で愛されるハーブです。紹介したポイントを押さえつつ、家庭菜園に取り入れて、ハーブティーや料理に活用してみてくださいね。我が家にも何年も育てているレモンバームありますが、生ハーブティはとても香りが良く心地よい時間を過ごせます。正しい管理方法を知っていれば、トラブルを避けながらレモンバームを楽しむことができるので、ぜひ育ててみてくださいね。

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